12月になると、職場の忘年会や年末の集まりが増えてきます。
「夫婦の忘年会が同じ日になってしまった」
「子どもは誰が見るの?」
「結局、どちらかが我慢するしかない?」
共働き夫婦の場合、悩むことありますよね。
どちらにも仕事上の付き合いがあり、久しぶりに同僚とゆっくり話したい気持ちもあるはずです。一方で、子どもの夕食やお風呂、寝かしつけを放っておくことはできません。
結論からいうと、夫婦の忘年会が重なったら、まず子どもの安全な預け先を確認し、そのうえで双方の参加方法と家事分担を決めましょう。
大切なのは、夫か妻のどちらかが当然のように諦めるのではなく、お互いの希望を尊重することです。
この記事では、子どもの預け先の選び方、参加する人の決め方、当日と翌朝の家事分担、揉めない話し合い方まで具体的に紹介します。
共働き夫婦の忘年会が重なったら?まず考えたい3つの選択肢
夫婦の忘年会が同じ日になったからといって、最初からどちらかが欠席すると決める必要はありません。
まずは、次の3つの方法を比較してみましょう。
- 預け先を確保して夫婦とも参加する:安全に預けられる大人やサービスが見つかる場合。
- 参加時間をずらす・短縮する:片方が一次会だけ参加し、もう片方が家庭を担当する場合。
- どちらかが参加を見送り、別日に機会をつくる:預け先がない場合や子どもの体調が心配な場合。
この3つに正解の順位はありません。子どもの年齢、預け先の有無、費用、仕事上の事情などによって適切な方法は変わります。
特に大切なのは、子どもの安全と生活を優先したうえで、夫婦双方が納得できる方法を探すことです。
夫婦のどちらが忘年会に参加する?公平に決める4つのポイント
1.忘年会の重要度と参加したい気持ちを確認する
まずは、お互いの忘年会がどのような集まりなのか確認しましょう。
職場全体の行事なのか、少人数の親睦会なのか。参加が強く求められているのか、自由参加なのか。そして、本人がどれくらい参加したいと思っているのか。
「どうせ飲み会でしょ」と決めつけず、仕事上の事情と本人の希望を分けて聞くことが大切です。
2.去年や普段の外出機会も含めて考える
今回だけでなく、これまでの負担も振り返ってみましょう。
例えば、昨年は夫が忘年会に参加し、妻が子どもの世話をしていたのであれば、今年は妻の希望を優先する方法もあります。
ただし、必ず交互に参加するというルールに縛られる必要はありません。仕事の事情、子どもの状況、本人の希望を考慮しながら調整しましょう。
3.一次会だけ参加できないか確認する
夫婦ともに参加したい場合は、開始時刻や終了予定を確認します。
例えば、夫が一次会のみ参加し、妻は後半から参加するなど、子どもの世話を引き継げる方法があるかもしれません。
ただし、子どもを大人の付き添いなしにする時間を作らないことが前提です。会場までの移動時間や帰宅時間も含めて調整してください。
4.参加できない人への埋め合わせを決める
どちらかが忘年会を見送ることになったら、「ありがとう」だけで終わらせず、別の日に休息や外出の機会をつくることも考えましょう。
例えば、翌週に友人と会う時間を確保したり、休日の育児をもう一方が担当したりする方法です。
埋め合わせの内容も、一方的に決めるのではなく相手の希望を聞くことが大切です。
忘年会の日、子どもはどこに預ける?4つの候補と注意点
夫婦とも忘年会に参加したい場合は、子どもの預け先を早めに探しましょう。
忘年会は夕方から夜にかけて行われることが多いため、通常の保育園や学童の終了時間では対応できない場合があります。
1.祖父母や信頼できる親族に相談する
祖父母や親族が近くに住んでいる場合は、預かりを相談する方法があります。
子どもが普段から慣れている相手であれば、安心して過ごしやすいこともあるでしょう。
ただし、祖父母にも予定や体調があります。「孫だから預かって当然」と考えず、早めに都合を確認してください。
夕食、お風呂、寝かしつけ、迎えの時間など、お願いする範囲も事前に具体化しましょう。
2.ファミリー・サポート・センターを調べる
ファミリー・サポート・センターは、子育ての援助を受けたい人と援助を行いたい人をつなぐ地域の相互援助制度です。
保育施設への送迎や、保育時間外の子どもの預かりなどを相談できます。
ただし、利用には会員登録や事前の打ち合わせが必要となることがあり、夜間対応や利用条件も地域によって異なります。
忘年会の日に使えるかどうかは、お住まいの自治体やセンターへ直接確認しましょう。
3.ベビーシッターを検討する
自宅で子どもを見守ってほしい場合には、ベビーシッターも候補になります。
慣れた自宅で過ごせる利点がある一方、サービスによって対応年齢、料金、夜間対応、依頼できる保育内容が異なります。
こども家庭庁は、ベビーシッターを利用するときの留意点として、事前面談、事業者情報や資格・研修状況、保険、緊急時の対応などを確認するよう案内しています。
安さや予約のしやすさだけで決めず、子どもを安心して任せられるかを確認してください。
参考:こども家庭庁|ベビーシッターなどを利用するときの留意点
4.自治体の一時預かり・夜間支援を確認する
自治体によっては、保育施設などでの一時預かりや、夜間の子育て支援を行っています。
例えば、子育て短期支援事業には、仕事などの理由で夜間や休日に子どもの養育が難しい場合に利用を検討できるトワイライトステイがあります。
ただし、忘年会への参加が利用対象になるとは限りません。実施の有無、対象年齢、利用理由、予約条件などは自治体によって異なります。
通常の一時預かりは主に昼間の制度のため、夜の預け先として利用できるかも確認が必要です。

子どもを預ける前に確認したい7つのこと
預け先が見つかっても、それだけで準備完了ではありません。
当日になって困らないよう、次の項目を確認しましょう。
- 子どもの年齢や人数が預かり対象になっているか
- 預ける時間と迎えの時間が合っているか
- 夕食・お風呂・寝かしつけへの対応範囲
- アレルギー・服薬・体調などの伝達事項
- 料金・延長料金・キャンセル条件
- 緊急連絡先とすぐに迎えに行ける人
- 子ども本人への説明と気持ちの確認
特に、預かってくれる人に食事や寝かしつけまで任せられるとは限りません。引き受けてもらえる内容を明確にし、必要な準備は保護者側で行いましょう。
また、子どもが不安を感じている場合は、その気持ちにも耳を傾けてください。初めての預け先なら、事前に顔合わせや短時間の利用を検討するとよいでしょう。
忘年会当日と翌朝の家事分担はどうする?
忘年会が重なった日は、子どもの預け先だけでなく、家庭内の家事も整理しておきましょう。
「帰ってからできること」と「その日のうちに必要なこと」を分けて考えると、負担を減らしやすくなります。
当日までに済ませたい家事
- 子どもの夕食を用意する、または購入する
- 必要な衣類・おむつ・着替えを準備する
- 翌朝の朝食と登園・登校用品を確認する
- 預け先への連絡や持ち物の確認を済ませる
- 洗濯や掃除のうち、急がないものは翌日以降に回す
夕食を手作りすることにこだわる必要はありません。惣菜、冷凍食品、作り置きなど、家庭に合った方法を選びましょう。
夕食の準備を簡単にする方法は、共働きで夕飯が作れない日の7つの代案でも紹介しています。
準備から翌朝まで担当を決める
家事分担では、実際に家事をする人だけでなく、予約や連絡などの「見えない家事」を担当する人も決めておきましょう。
| 家事・育児 | 分担の決め方の例 |
|---|---|
| 預け先の手配 | 一人が窓口になり、相手と情報を共有 |
| 夕食・持ち物 | 手配担当とは別の人が準備 |
| 送迎・引き渡し | 移動時間を含めて担当を決定 |
| 緊急時の対応 | 連絡を受ける人と迎えに行く人を確認 |
| 翌朝の家事・育児 | 帰宅時間や体調を考慮して事前に決定 |
例えば、夫が預け先の予約と送迎を担当し、妻が子どもの夕食と持ち物を準備する方法もあります。逆の分担でも問題ありません。
大切なのは、家事の実行だけでなく、段取りや確認まで含めて負担を分けることです。
翌朝の負担まで考える
忘年会が終わった後も、翌朝には子どもの朝食や登園・登校の準備があります。
参加した人が遅く帰宅する場合は、翌朝の役割も事前に調整しておきましょう。
ただし、遅く帰る人が翌朝の負担をすべて免除されるのが当然というわけではありません。普段の分担や、お互いの仕事の予定を考慮して決めることが大切です。
筆者の考え|相手が休める時間も分担に含めたい
ぼくは、妻が仕事や家事、育児で疲れているとき、自分が家事や子どもの相手を担うことで、リフレッシュする時間を作れたらいいと考えています。
忘年会の調整でも同じです。どちらかが参加を諦めたり、子どもの世話を引き受けたりした場合、その人が別の日に休息や外出の時間を取れるようにしたいものです。
一晩の家事だけでなく、夫婦それぞれが自由に使える時間も大切にしたいですね。
忘年会の1〜2週間前から進めたい準備スケジュール
忘年会の準備は、直前になるほど選択肢が少なくなりやすいものです。次のスケジュールを目安に調整しましょう。
1〜2週間前:予定と預け先を確定する
忘年会の開始・終了時刻、会場、帰宅にかかる時間を共有しましょう。預け先を利用する場合は、登録や予約を早めに進めます。
サービスによってはさらに早い申し込みが必要な場合もあるため、案内された期限を優先してください。
3日前まで:持ち物と家事分担を確認する
夕食、着替え、送迎、翌朝の準備を確認し、子どもにも当日の予定を説明します。
子どもの体調が悪くなった場合の対応も、この段階で話し合っておくと安心です。
当日:連絡できる状態を保つ
当日は、預け先に必要な情報を引き継ぎ、保護者の連絡先を伝えましょう。
夫婦ともに参加する場合は、連絡に気づける人を決めるだけでなく、緊急時に誰が迎えに行くかも決めておきます。飲酒する場合は運転できないため、移動手段も含めて備えてください。
また、予定より帰宅が遅れる場合は、必ず預け先ともう一方の保護者に連絡し、預かり時間の延長が可能か確認しましょう。
忘年会の調整で揉めないための夫婦の話し合い方
忘年会の日程が重なると、「去年は自分が我慢した」「いつも私ばかり子どもを見ている」など、普段の不満が出てくることもあります。
そんなときは、相手を責める前に、自分の希望と困っていることを具体的に伝えましょう。
自分も参加したいときの伝え方
「今年の忘年会は参加したいと思ってるんだけど、同じ日だよね。子どものこともあるし、お互いに参加できる方法がないか一緒に考えない?」
どちらかが参加を見送るときの伝え方
「今回はお願いすることになってごめんね。ありがとう。次はそっちがゆっくり出かけられるように予定を調整したいんだけど、どうかな?」
預け先が見つからないときの伝え方
「預け先を探してみたけど、今回は難しそう。どちらかが一次会だけ参加する方法も含めて、もう一度相談しようか」
※いずれも記事用に作成した会話例であり、筆者夫婦の実際の会話ではありません。
ポイントは、相手の希望を最後まで聞き、自分の事情も伝えることです。公平さは単純な参加回数だけでなく、普段の負担や休息の機会も含めて考えましょう。
内閣府男女共同参画局の「○○家作戦会議」も、家事・育児の負担を洗い出し、夫婦で話し合うための参考になります。
当日に子どもが体調を崩したら?預け先が使えない場合の対応
準備していても、当日に子どもが発熱したり、預け先の都合が変わったりする可能性はあります。
そのため、最初から予備の対応を決めておくことが大切です。
注意|予定よりも子どもの安全と体調を優先する
- 発熱や体調不良があれば、預け先の利用条件を確認する
- 預けられない場合は、夫婦のどちらかが家庭で対応する
- 無理に予定を優先せず、参加時間の変更や欠席を検討する
- 子どもだけを残して出かける判断は安易にしない
- 緊急時に備え、連絡先と移動手段を確保しておく
特に乳幼児は大人による見守りが不可欠です。小学生以上でも、年齢だけで留守番が安全と判断せず、子どもの発達や状況、留守番の時間を慎重に考えましょう。
忘年会に参加できなかった残念さはあるかもしれませんが、そのことで相手を責めないことも大切です。
共働き夫婦の忘年会についてよくある質問
Q.夫婦のどちらかが必ず忘年会を諦めるべきですか?
必ずしもそうではありません。信頼できる預け先があり、子どもの安全と生活に支障がないなら、夫婦とも参加する方法もあります。
ただし、預け先が確保できなければ参加時間の短縮や欠席を検討しましょう。
Q.祖父母に預けるのは迷惑でしょうか?
祖父母の体調や予定、本人の希望によります。早めに相談して、難しい場合は無理にお願いしないことが大切です。
預かってもらえる場合も、食事や送迎などの負担を減らす準備をしておきましょう。
Q.ファミリー・サポート・センターは夜でも利用できますか?
地域によって異なります。夜間対応を行っているところもありますが、対応できる時間、登録方法、提供会員の状況などによって利用できない場合があります。
利用を検討する場合は、事前にお住まいの地域のセンターへ問い合わせてください。
Q.片方ばかり忘年会に参加して不公平に感じる場合は?
忘年会だけでなく、普段の家事・育児や自由時間も含めて話し合ってみましょう。
参加回数を揃えることが難しくても、別の日に外出や休息の時間を確保するなど、双方が納得できる形を探すことが大切です。
まとめ|忘年会が重なっても、夫婦のどちらかだけが我慢しない工夫を
共働き夫婦の忘年会が重なったときは、子どもの預け先と家庭の家事をセットで考えることが大切です。
最後に、今回のポイントをまとめます。
- 最初に子どもの安全な預け先を確認する
- 夫婦双方の参加希望と仕事上の事情を聞く
- 両方参加、時間短縮、片方参加を比較する
- 夕食、送迎、寝かしつけ、翌朝の担当を決める
- 預け先が使えない場合の代案を準備する
- 参加できない人にも別の日の休息を確保する
忘年会は、仕事仲間との交流や一年の頑張りを振り返る機会でもあります。だからこそ、夫婦のどちらかだけが我慢するのではなく、お互いを思いやりながら予定を調整したいですね。
まずは今夜、夫婦の忘年会の日程を共有し、子どもの預け先と当日の役割を一緒に確認することから始めてみましょう。
年末は、一年の家事分担や夫婦の時間を見直す機会にもなります。関連記事の夫婦で1年を振り返る質問15選も参考にしてみてください。
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